潜在意識の中に存在する「囚われた思考」

その扱い方と注意点

潜在意識の中に存在する、「囚われた思考」、過去生や、先祖から受け継いできたトラウマのエネルギーパターンの中には、受け入れがく辛い種類の物があります。 過去に自分がした事をどうしても許す事が出来ずに苦しんでいる人々もいます。自分の中にある恐怖や貪欲、激怒、底なしの様に感じられる真っ黒の絶望感などの癒しには工夫と辛抱強さが伴います。まだ、払拭しきれていない過去生の課題や、先祖から受け継いできた破壊的行動パターンは、今のあなたの人生の中でも繰り返されていることがあります。 魂は、似た様な人生の境遇の中、納得出来る解決法を見つけ、学ぶべき真の知識にたどり着くまで、同じ課題に取り組み続けます。 ヒーリングのセッションという安全で、現実からある程度切り離されたスペースの中で、無意識のうちに繰り返す過去のパターンや、普段は無視したり、逃げ回ったりしている内なる恐怖心などを、見つめる事が出来る時、有意義な意識の変容が訪れる事があります。破壊的な結果を招く過去の行動の原動力になっているエネルギーパターンを、意識的に把握出来た時、その行動パターンに、終止符を打つ可能性が生まれます。 そのために効果的なあり方は、過去の苦しみの出来る限りを、無条件の愛情を持って抱擁することです。ほんの 少しでもそれが出来れば、古いパターンを作っているエネルギーを溶かし、新しい行動や、肯定的な感情を作るスペースが、あなたの中に生まれ始めます。その新しいスペースを自分の中に作るためには、以下の要点があります。

  • セッション中に表面化する辛い思い出等を、思いやりと慈悲の境地の中に受け入れる心構えが大切です。

  • その反対に、自分や関わっている人々に判決を言い渡すような思考と一体化すると、自己嫌悪や、犠牲者意識に囚われて、無条件の愛の体現や、未来に可能な解決法の実行から遠のいてしまいかねます。

  • 辛い体験には必ずと言ってよいほど、深い学びや、真の知識が包容されています。それが自分にとって何であったのかを見つける事に焦点を当てると、同じ様な辛い体験を繰り返す事がなくなってきます。

  • 魂の発展のレベルでは、加害者も、被害者もありません。 意識の波動を高めてゆくために必要な課題にそれぞれが取り組みながら、どの魂も、精一杯、その時、できる限りの事をしているのだという大きな視野が、飛躍的な意識の成長を促します。